社会をよくするためにも、いい会社を減らさない

 

いい会社はよりよい社会の実現を目指して、熱い想いと強い覚悟をもって活動しています。
事業にかける物語を聴くと心から尊敬するとともに、次のような問いが頭をよぎります。
 

「私がしなければ」という強すぎる責任感・義務感がかえって、
人や組織を追い込んでいないだろうか。
 

会社が成長し規模が大きくなれば、資金・人材などの課題が生まれます。
この課題を解決しないままいい会社を続けると、心が疲弊していきます。
その結果、人と組織が疲弊し取り返しのつかないことになります。
 

「身体や心のバランスを壊す」「会社から離れる」など
大切な仲間が離れ、残った人たちは責任感・義務感に加え、
仲間の想いまで背負って活動します。
 

会社を続けるために、その会社(人・組織)が疲弊する姿をもうみたくはありません。
以前勤めていた会社で人と組織が疲弊していく姿を目の当たりにし、
事業本部などが違ったため何もできなかったことが、頭から離れず残っています。
 

また今まで関わってきた組織や経営者に、
「頑張ることと、頑張りすぎることは違います」と伝えると、ほぼ全員が

「まだまだ大丈夫です」
「○○さんも頑張っているから、私も頑張ります」
「これからです」

など答えられるたびに、張り詰め今にも割れそうな心が見え、つらく苦しくなります。
 

一度人や組織の心が崩れれば元に戻るのにかなり時間を要し、
時には戻らないケースもあります。
誰かの犠牲の上に成り立つ社会の実現を、私は希みません。
 

「いい会社であった(過去形)よりもいい会社 であり続けてほしい(進行形)」

私の一番強い願いです。
 

人や組織が疲弊して会社がなくなる前に、社会が応援・支援して、
いい会社と一緒に希望あふれる未来を歩けるようにしたいです。
 

何よりも伝えたいのは、会社はものではなく、私たちと同じように生命があることです。
会社にも魂や心(感情)があり、呼吸をしています。
生命の灯を消さないように寄り添ったサポートを心がけます。