人生の研究テーマの答え

 

『どのようにすれば、気づきを行動に移すことができるのか』

 

「多くの人が気づきを行動に移すことができたならば、
 社会はどう変わるだろうか」

「行動に移せないことで頭に漂うモヤモヤから少しでもはれたならば、
 その人は活き活きした生き方を歩めないだろうか」
 

SNSや人との会話で、「いいね」と共感してもらうことは誰もがあります。
共感の声が多いと嬉しくなりますが、
共感から実際に応援や支援につながることは多くはありません。
 

私自身も共感してもらっても行動してもらえないことがたくさんありました。
また逆に、私自身行動に移せないこともたくさんありました。
 

以前から「行動に移す/移さないという、この差は何か」と興味がありました。
経済学の中でも行動経済学には、非常に関心がありました。
そして今は行動に関する心理学をテーマに、研究を始めました。
 

2016年、私の中でいろいろなキーワードがでてきました。
 

「レジリエンス」「アート」「信頼」「マネジメントとリーダーシップ」「これからの新しい資本主義と経営」「統合報告とインパクト評価」「心理」
 

これらのキーワードは、つながっている言葉もあれば、つながっていない言葉もありました。
これらの言葉をすべてつなげる言葉を探していました。
10月に出会ったアーティスト(作家)の言葉で、すべてがつながりました。
 

「アートが社会にできることは何だと思いますか」
“安心安全な場”をつくることだと思います」
 

この“安心安全”いう言葉は何十回も聞き、また私も何十回も話したことがあります。
にも関わらず、この言葉を聴いた瞬間、強烈に心を揺さぶられました。
いろいろな問いが頭の中を駆け巡り、そしてあることに気づきました。
 

私が社会に創りたいのは、「安心安全な場をつくる」ことです。

 

そしてこの「安心安全」は、
社会だけでなく人もそして組織も含まれていて、
誰にとっても今一番大切なことだと気づきました。
 

「安心安全」が、私の研究テーマの答えでした。
 

「気づいたことを行動に移すことができたならば、社会はよりよくなる」
と信じています。
しかし実際は、私も含めて気づいたからといって、行動に移せるとは限りません。
 

そこで行動を妨げるものが何かを個人的に2015年から考えてきました。
その答えが見つかりました。
 

行動を妨げるのは、「不安」です。
 

一歩踏み出そうとしても不安の前で足がすくみ、立ち止まることがあります。
不安を取り除くまたは対処可能な状態になって始めて、行動に移すことができます。
不安を完全に取り除くことができればいいのですが、それは難しい。
あることに対する不安は取り除けても、別の新しい不安な気持ちが起こります。
 

ならばどうするかですが、
不安をなくすのではなく、
“安心安全な場”をつくって行動してもいいと思えることです。
 

失敗しても戻れる環境を用意することが、これから重要になります。
一歩踏み出すこと以上に、一歩戻れる場があることが大切になります。
 

「伝えることで、安心安全な社会や未来の兆しを感じてもらい、
 行動を起こす意志をもってもらうこと(意識化)」

が、私のもう一つの役割だと気づきました。