コトバと言葉をつなげる

 

伝えるコトバが、扉を開けるカギ

 

扉は開いていない、扉にはカギがかかっている。
カギがなければ、扉の向こう側には行くことはできない。
扉の向こう側に在るものとも出会えない。
 

扉の向こう側に在るものと出会うためのカギ、それは “言葉” 。

 

私がなにをしたかったのかに気づいたのは、あるアーティストの言葉で扉が開いたから。
変化の促し方を発見したのは、本のコトバで新しい扉が開いたから。
 

扉を開けるには、言葉のカギが必要になる。
ただしカギは見つけようとしても、見つからない。
 

カギは突然向こうからやってくる。
突然やってくるから、心に届き、響き、そして遺る。
 

 

コトバと言葉をつなげる

 

コトバと言葉をつなげたものが、カギになる。
 

カタカナの “コトバ” は抽象的な概念などを、
漢字の “言葉” は具体的なカタチなどを顕している。
 

この表現は、私が読んだ本から借りている。
精確には作者の使い分け理由とは少し違うが、意味は近い。
 

この言葉に初めてふれたとき、
水面に雫が落ち波紋が拡がっていくような心地よい音の響きを感じた。
それ以降、カタカナと漢字の表記分けをよく使っている。
 

「コトバと言葉をつなげる」とは、次の二つのことを顕す。

コトバを言葉につなぐ : 概念をカタチ(意味)に紡ぐこと < 翻訳 >
言葉をコトバにつなぐ : カタチを物語(意義)に綴ること < 通訳 >
 

コトバを言葉に顕し、顕した言葉をコトバに顕し直す。
 

なぜどちらかの一方向だけでないのか。
それは、一方向だけでは相手には伝わらない、ただ伝えているだけ。
伝えたから伝わるのではなく、伝わるように伝えて相手に伝わる。
 

翻訳とは頭でわかること、通訳とは心でわかることで、
頭と心の両方でわかることで相手に伝わる。
 

この翻訳と通訳から、 “訳し家” と名乗っている。
 

起業時につけた訳し家の活動と、今の活動とは異なる。
以前の翻訳はソーシャル(想いや願い)をビジネス(経営のカタチ)に、
通訳はビジネス(未来の創り方)をソーシャル(物語)に表現するという意味であった。
 

活動は変わったが、機能(役割)は変わっていない。